それで悪いか |
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最近は、公開終了間際に観てる映画ばっかで、
全然ネタバレとか言う必要ないんですが。(;´Д`) ギリギリセーフ!!で観てきました!!「プラダを着た悪魔」!!!! もーちょーッ!!!!おもしろかった。良かった!!! ワクワクしたし、元気になった! オープニングの朝の支度する女の子たちからして、 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! って感じ。 もうドキドキしっぱなし。 ファッショナブルな雑誌社、そこでバリッバリに武装して働くおねーさんたち。 だけど、そのど真ん中に、来ましたよーーーーッ!!! メリルストリープ演じる“悪魔”こと編集長ミランダ!!! もうこれがっ!死ぬほどカッコイイわけです。 アンハサウェイに共感してムカつくですって?そんなことは1ミリもない! 意地悪、わがまま、人非人の完ぺき主義、どこをとっても最高にカッコイイ。(笑) またね~NYのファッション誌ってーのがカッコイイ!!! NYは撮影で行ったことが何度かあるだけだけど、久しぶりに、 「ああそうそうそう!!!!」って感じで。 あの颯爽として、おしゃれで、でも ダメなものをどんどん蹴落としていくような、 圧倒される空気。世界の「カッコイイ」の最先端。 その中に、一生懸命突っ込んでいくアンディは、 ちょっと見、シンデレラストーリー?なんだけど、 どっこいこの映画はそうではない。 しっかり頭で考え、ミランダの信用を徐々に勝ち取りつつ、 でも彼氏とのすれ違いにきちんと悩んでる。 華やかな世界や、ファッションの豪華さに目がくらんでしまう馬鹿女じゃない。 その辺も、見ていて小気味がいい。 盲目的なファッション界礼賛になってないから、 共感しやすいんですね。きっと。 で、クライマックスともいえるパリのシーン。 こ、れ、が。 またクラクラするほどカッコイイんですわ。(そればっか) 働く者なら誰しもあこがれる華やかな世界のトップが集まる舞台。 それは、ファッション業界に限らず、どんな業界でもあるものです。 コレクション会場、パーティ、ホテル、記者、有名人。 広告人であれば、ご存知の、カンヌ国際広告祭。 私も何度も行ってますが、(見物に) あれに行くと、毎度、 それこそNYだのロンドンだのアムスだのの、トップクリエーターたちが、 授賞式に上がったり、パーティで騒いだり、カフェで挨拶しあったりするのを、 指くわえて見てる訳ですが。 なーんか、そういうのも思い出しちゃって、 もう、アンディ視線で見てるとクラクラします。(;´Д`) 世界のトップ、という魅惑的な響き。 センス良い業界の人たちの、スマートな会話。 成功した人だけが味わえる、特権的な空気。 ああ、もう、地べたで這いずり回ってる一般人からは、 切ないほどのまばゆい世界。 もちろん、そこは、生き馬の目を抜くような、 世界のトップクラスの人々がしのぎを削る世界でもあり。 そういうのを垣間見るだけでも、 ゾクゾクしちゃう、その感じ。 あ~もうほんと、萌え!!!!です。 で、 最後、携帯電話を投げたアンディには、正直びっくりして、 あーこの子の選択は、 「ミランダにならない自分」という人生だったんだな・・と ちょっぴりガッカリもしつつ、ホッとしたりして。 それがいまどきの女の子のホンネというか、気分でもあるんだと思いました。 がむしゃらに働いて、地位も名誉もあって、カッコイイといわれて、 でも周りの人や大切な人を犠牲にしてまで、 そうまでして生きたいか?という問いかけとか。 いやでも、結局はミラー紙の記者になったら、 ファッション誌どころではなく忙しくなるでしょうし。 華やかさの有り無しだけで、 仕事する姿勢は変わらないよね。 ってことは、アンディは、アンディなりに、 別の道を行く「ミランダ」になろうと決意した、とも取れるわけ? あー、つまり、 そうか、これは、ミランダ的時代の戦う女像に対する、 現代女性の回答なんですね。 アンディは、ずっとミランダに心酔しながらも、 どうしても、自分として捨てられない部分もあった。 人に対する考え方、大事なものをどうやって守るべきか。 その信念があったからこそ、アンディはミランダの許を潔いくらいに スパッと去るわけだけど、 仕事そのものを否定したわけではない。その証拠がミラー紙なのかもしれない。 アンディは、彼氏がボストンに行くけど、追わない。 自分の夢にまた一歩近づこうとしてる。 その辺が、夫に気遣いながら、仕事で張り詰めて、敵も味方もなく戦い続けた、 ワーキングキャリアの女性たちに対するアンチテーゼなのかもしれない。 でも、その悩みは尽きないから。 きっとこれからもアンディは傷つき悩むだろうけど。 正しい答えなんかもまだないけれど。 劇中で、アンディがいうセリフ。 「男が同じセリを言っても優秀だと取られるだけ。 女が言うからとんでもない嫌なヤツだと言われる。」 この映画は、働き、傷つき、自分を守ろうと必死にがんばっている すべての女性への応援歌なんだと思います。 まーそれにしても、 女の子が綺麗に武装して、コツコツ音を立てて働く姿は小気味いい! それだけで元気になっちゃうから不思議!! ミランダはなにしろカッコイイし! アンディも最初に比べてはるかにいい女になったし。 音楽も超良かったし。 おもしろかった!!!! で、帰りに、新しい通勤用のバッグ買って、 ファッション誌買って、 今日からダイエットするぞ!!!!と息巻いてるのは私です。 いつまで続くかプラ悪効果(;´Д`)
by tmk72m
| 2007-01-20 21:17
| 映画
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