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それで悪いか


全部実話!のトホホな毎日
by tmk72m
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プラダを着た悪魔!!!!(ネタバレ注意)

最近は、公開終了間際に観てる映画ばっかで、
全然ネタバレとか言う必要ないんですが。(;´Д`)

ギリギリセーフ!!で観てきました!!「プラダを着た悪魔」!!!!

もーちょーッ!!!!おもしろかった。良かった!!!
ワクワクしたし、元気になった!

オープニングの朝の支度する女の子たちからして、
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! って感じ。
もうドキドキしっぱなし。
ファッショナブルな雑誌社、そこでバリッバリに武装して働くおねーさんたち。
だけど、そのど真ん中に、来ましたよーーーーッ!!!
メリルストリープ演じる“悪魔”こと編集長ミランダ!!!
もうこれがっ!死ぬほどカッコイイわけです。
アンハサウェイに共感してムカつくですって?そんなことは1ミリもない!
意地悪、わがまま、人非人の完ぺき主義、どこをとっても最高にカッコイイ。(笑)
またね~NYのファッション誌ってーのがカッコイイ!!!
NYは撮影で行ったことが何度かあるだけだけど、久しぶりに、
「ああそうそうそう!!!!」って感じで。
あの颯爽として、おしゃれで、でも
ダメなものをどんどん蹴落としていくような、
圧倒される空気。世界の「カッコイイ」の最先端。
その中に、一生懸命突っ込んでいくアンディは、
ちょっと見、シンデレラストーリー?なんだけど、
どっこいこの映画はそうではない。
しっかり頭で考え、ミランダの信用を徐々に勝ち取りつつ、
でも彼氏とのすれ違いにきちんと悩んでる。
華やかな世界や、ファッションの豪華さに目がくらんでしまう馬鹿女じゃない。
その辺も、見ていて小気味がいい。
盲目的なファッション界礼賛になってないから、
共感しやすいんですね。きっと。

で、クライマックスともいえるパリのシーン。
こ、れ、が。
またクラクラするほどカッコイイんですわ。(そればっか)
働く者なら誰しもあこがれる華やかな世界のトップが集まる舞台。
それは、ファッション業界に限らず、どんな業界でもあるものです。
コレクション会場、パーティ、ホテル、記者、有名人。
広告人であれば、ご存知の、カンヌ国際広告祭。
私も何度も行ってますが、(見物に)
あれに行くと、毎度、
それこそNYだのロンドンだのアムスだのの、トップクリエーターたちが、
授賞式に上がったり、パーティで騒いだり、カフェで挨拶しあったりするのを、
指くわえて見てる訳ですが。
なーんか、そういうのも思い出しちゃって、
もう、アンディ視線で見てるとクラクラします。(;´Д`)

世界のトップ、という魅惑的な響き。
センス良い業界の人たちの、スマートな会話。
成功した人だけが味わえる、特権的な空気。

ああ、もう、地べたで這いずり回ってる一般人からは、
切ないほどのまばゆい世界。
もちろん、そこは、生き馬の目を抜くような、
世界のトップクラスの人々がしのぎを削る世界でもあり。
そういうのを垣間見るだけでも、
ゾクゾクしちゃう、その感じ。
あ~もうほんと、萌え!!!!です。

で、
最後、携帯電話を投げたアンディには、正直びっくりして、
あーこの子の選択は、
「ミランダにならない自分」という人生だったんだな・・と
ちょっぴりガッカリもしつつ、ホッとしたりして。
それがいまどきの女の子のホンネというか、気分でもあるんだと思いました。
がむしゃらに働いて、地位も名誉もあって、カッコイイといわれて、
でも周りの人や大切な人を犠牲にしてまで、
そうまでして生きたいか?という問いかけとか。

いやでも、結局はミラー紙の記者になったら、
ファッション誌どころではなく忙しくなるでしょうし。
華やかさの有り無しだけで、
仕事する姿勢は変わらないよね。

ってことは、アンディは、アンディなりに、
別の道を行く「ミランダ」になろうと決意した、とも取れるわけ?

あー、つまり、
そうか、これは、ミランダ的時代の戦う女像に対する、
現代女性の回答なんですね。
アンディは、ずっとミランダに心酔しながらも、
どうしても、自分として捨てられない部分もあった。
人に対する考え方、大事なものをどうやって守るべきか。
その信念があったからこそ、アンディはミランダの許を潔いくらいに
スパッと去るわけだけど、
仕事そのものを否定したわけではない。その証拠がミラー紙なのかもしれない。
アンディは、彼氏がボストンに行くけど、追わない。
自分の夢にまた一歩近づこうとしてる。
その辺が、夫に気遣いながら、仕事で張り詰めて、敵も味方もなく戦い続けた、
ワーキングキャリアの女性たちに対するアンチテーゼなのかもしれない。

でも、その悩みは尽きないから。
きっとこれからもアンディは傷つき悩むだろうけど。
正しい答えなんかもまだないけれど。

劇中で、アンディがいうセリフ。
「男が同じセリを言っても優秀だと取られるだけ。
女が言うからとんでもない嫌なヤツだと言われる。」
この映画は、働き、傷つき、自分を守ろうと必死にがんばっている
すべての女性への応援歌なんだと思います。

まーそれにしても、
女の子が綺麗に武装して、コツコツ音を立てて働く姿は小気味いい!
それだけで元気になっちゃうから不思議!!
ミランダはなにしろカッコイイし!
アンディも最初に比べてはるかにいい女になったし。
音楽も超良かったし。
おもしろかった!!!!


で、帰りに、新しい通勤用のバッグ買って、
ファッション誌買って、
今日からダイエットするぞ!!!!と息巻いてるのは私です。

いつまで続くかプラ悪効果(;´Д`)
by tmk72m | 2007-01-20 21:17 | 映画
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プロフィール
3?歳独女CMプランナー。
趣味は仕事と飲酒にミハエルシューマッハ。

つねになんかにハマってるヲタ体質。

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