それで悪いか |
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ただいまリセットダイエットというのを性懲りもなくやってます。
これ、安野モヨ子さんがやって5キロやせた!というので、 3、4年前くらいかな~?やってみて、 4日で挫折、(笑) 5日目はなんか中途半端リセットダイエット~だったんだけど、 それでも体重2キロ減、体脂肪2%減、という結果だったのです。 今回は、今日がちょうど4日目。 前回よりは今日はつらくないな。 その代わり、昨日の、3日目が死ぬほどきつかった_| ̄|○ 最近知ったのですが、 人間が美味しいと感じる三大要素、「甘い(糖)」「うまい(アミノ酸)」「油っこい(脂肪)」は、 どれも脳みそを動かすための栄養素。 つまーり!!! 脳みそが、自分に必要なものを優先して「美味しいって思え~~~」信号を出してるから、美味しいわけです。 ちょっと怖くない? 2001年宇宙のたびのハルみたくない? (;´Д`) で、 私がやってるリセットダイエットは、 この脳みその主食ともいえる糖、炭水化物をカットしちゃうってなもんだから、 そりゃ~もう脳みそさまがジタバタお怒りになるわけですよ。_| ̄|○ もう道歩いてるとね、 脳みそさまの思惑をひしひし感じます。 普段は気にならないパン屋の壁面のパンの絵が目に入ったり。 駅のキヨスクのチョコレートを凝視してたり。 な、なんで?普段はそんなもの目に入ってないじゃん!!! ってなものが、ガツンガツン目に飛び込んでくる。 これって脳みそが、 「ほーらこっち見ろ~うまそうだって思え~」って私を操ろうとしてる!!!!って気がしません?! (そこまで私に意地悪な脳みそなのもどうかと思うが) 昨日は、そんなわけで、 本当にしんどかった。 しかし、一方ビックリするのは、 舌がこの間ものすごく敏感になることですね。 たとえば、昨日は夕飯に小松菜のおひたしつくったんですが、 ウッカリ既製品の「だししょうゆ」かけちゃったのね。 そしたら、一口食べたとたん、 「うんま~~~~~~っていうか・・・甘い?」 ホント、気づかない程度だったけど、 材料にブドウ糖が入ってました。 いままではただのだし+しょうゆだと思ってたのに・・・ あとは、 朝だけ食べられるフルーツ、グレープフルーツがもううれしくてねえ。 甘いんだもん。 ひとすくいひとすくいが幸せの味です。 今回は、ちなみに、 味付けには結構こだわってて、 (前回はただのゆでものが多くて最後飽きた)(;´Д`) 大成功レシピとしては、 「レンコンのきんぴらwithチリパウダー」とか、 「ラムのスパイス焼き」、 「ペッパーステーキ」とかでしょうか。 レンコンのきんぴらは、 レンコンを少量のオリーブオイル(ホントは禁止)で炒めて、バルサミコ酢としょうゆをまわしがけ、最後にチリパウダーをばふっとあえる!!というもの。 バルサミコ酢はほんのり甘みがあってお肉にもぴったり。 豚肉もバルサミコで味付けして、ホースラディッシュといっしょに食べました。 ラムのスパイス焼きは、 ラム肉を、にんにくすりおろし、ローズマリー、パプリカ、ターメリック、クミン、チリパウダー、オリーブオイル、塩こしょう、に漬けて、2~3時間。焼くだけ。これまたスパイスが食欲をそそるのでグ~。 ペッパーステーキは、普通に、にんにくとしょうゆと赤ワインでステーキ焼くんだけど、これでもかっていうくらいコショウをすりおろす。実からがりがりっとすりたてをね。うんまいです。 なんか、前回は、わりとゆずコショウだのしょうが醤油だので和風にあっさりいただいてたんですが、今回は、なるべく心が満足するよう気を使って、スパイシー仕立てにしてます。スパイスって不思議と、いろんなもの食べた感がするもんね。 さて、 今晩はこれから帰って、ぶたしゃぶですね。 あまってる野菜もしゃぶしゃぶしちゃお。 しかし、 問題がひとつ。 このダイエットし始めてから、 いっしょに有酸素運動もしてるのに、 なぜか、体脂肪が上がってる!!!!!!ってことです。 体重も減ってるし、サイズもダウンしてるのに・・・ 急に食事の量が減ったので、 筋肉を脂肪に変えて蓄えてるという説も・・・ うう~ん。 できれば運動して筋肉つけながらダイエットしたいんだけどなぁ。_| ̄|○ とりあえず、明日の朝もっと体脂肪が上がってるようなら、 明日あたりでまた炭水化物を入れます。 やっぱ大事なのは体重でなくて、体脂肪!!!だもん。 #
by tmk72m
| 2009-01-27 18:44
| ダイエット
さてさてさて。
3日目はいよいよF1決勝。 ってことで、 またまた朝からお握り握って、 サーキットへ。 この日はすごい人の入りでしたね。 ついでに、おもいっきり夏日でした_| ̄|○ 雨具とか防寒具をもってった私の立場は。 しかし、サーキットの周りの金網越しに、 焼き鳥(焼き羊?)の串を手渡して売るオッサンとか、 ビールを売る人々とか。 さすが中国。 どうでもいいけど中でも売ってくれよ。(;´Д`) 上海サーキットはむちゃくちゃ芝生が多いので、 席裏の芝生スロープでおべんとひろげてお昼。 のち、レース観戦です。 上海GPはむっちゃくちゃつまらんかったので、飛ばしますが、(爆) その後、すごい渋滞につかまって、 2時間以上かけてようやく上海体育場へついたころにはもう19時半とかです。 その日は、港汇裏にある食事街へ。 そこの名も知れぬ湖南料理の店が、 私の友人夫婦の食卓だと言うので行ってみる。 でびっくり!!! 湖南料理ってうんまい!!! なんていうか、四川料理の山椒抜き?って感じ。 すこしベトナムとか東南アジアテイストも感じます。 水晶粉の太麺をニンニクと黒酢で炒めたのとか、 お魚の唐辛子揚げとか、 とにかく美味しい!!! びっくり! しかも値段がびっくり!!! 3人でむっちゃくちゃたくさん食べて飲んで200元(3500円くらい)!!! うそーーーーん。 ホント、中国って、美味しくて安くて、 恐るべし。4000年の歴史に乾杯・・じゃなくて完敗。(;´Д`) しかし、ただひとつ惜しむらくは、 ビールがつねに人肌。 これだけはいただけません。 冷やしてくれ~~~。 #
by tmk72m
| 2008-10-21 00:15
| 旅行
さてさて、二日目はいよいよお目当てのF1でございます。
朝早起きして友達と弁当のおにぎりを握り、 (上海サーキットの食事はマジで食べられたもんではないらしい) 上海体育場駅のシャトルバス乗り場へゴー。 上海体育場は、上海体育館のすぐとなりのオープンスタジアム。 だからちょっと混乱しがちですが、 地下鉄4号線の「上海体育場」で降りると、 そこにはF1なお仲間の姿が。 お仲間の後ろをとことこついていくと、 シャトルバス乗り場に無事到着。 (ちなみに案内などはまったくありませんでした。ホントはあったのか??) そこで待たずにバスに乗り、サーキットへ。 ちなみに去年まで無料だったのに、今年から往復一日50元!!も取ると言うので、 なにやら自力派が増えたのか、 とにかく道が大変な渋滞でした。 予選も決勝も、 けっきょく1時間半~2時間はかかる! おかげで、フリー走行3回目に間に合わず、最後15分しか見れなかった。_| ̄|○ ちなみに、上海サーキットは、えらい広くて、歩くのが大変。泣 片道30分はかかります。 マジでくたびれた。 そこでフリー予選まで見て終了。 うちに帰って、着替えて、 この日は、羊の火鍋を食べに!!! 私ほんと~~~~に羊が好きで。(;´Д`) マジで楽しみにしていたんですが、 この羊鍋がまた超絶美味!!!!!あんですよ~~~。も~~。 ここです!→小肥羊 チェーンらしいですが、 とにかく、スープが薬膳ぽくいろいろ入ってて、複雑な味わいで、 辛いのも辛くないのも、むっちゃうまい!!!!スープだけでもいけちゃう!!! そこに、羊肉(これまた臭みもなくあっさりとしてていくらでもいける!)とか、 羊ボールを揚げたのとか、お野菜いろいろ、マロニーみたいな水晶粉、 なんかをどんどん入れてむしゃむしゃ食べちゃう。 まーじーで、美味しい。 いくらでもいける。 小肥羊持って帰りたい!!!(またか)と思ったら、 最近日本にも進出したそうです。 渋谷とか赤坂にあるみたいです。 気になる方は行ってみては。 私もまた行きたいです。 小肥羊の日本店 #
by tmk72m
| 2008-10-20 23:56
| 旅行
さて、遊んでばっか!と怒られそうな私ですが、(;´Д`)
この週末は上海にてF1中国GPを観戦してまいりました。 で、F1関係は、F1ブログのほうで書くとして。 それ以外の上海旅行記をこちらに記録します。 はっきり言って、仕事もしなきゃいけないし、 F1のためにも余力を残したい今回、わりとセーブ気味で過ごしました。 つーか、上海着いてからずーっと最後まで妙に眠気が襲っていて、(上海の気候が眠気を誘うのか??)なんだか無理もできなかったんですよね。_| ̄|○ さて、初日は金曜昼に虹橋(フォンチャオ)空港に着きまして。 現地駐在の友達に迎えに来てもらい、タクシーで市内へ。 タクシーが安いのが有名な上海。 大体どこへ行くのも15元~25元(250~400円くらい?)くらいで行けちゃう!(びっくり) 電車なんかさらに安くて、3元とか5元!!!なんじゃそりゃ! でも、中国語の通りの名前を正しく発音できないと、えらい騒ぎになります。 私の場合は友達が中国語で発音してくれたからノープロブレム。 友達のうちのある徐家汇(シージャオフォイ)駅の港汇(ガンホイ)ちゅーとこにある 日本人やら海外駐在員御用達おしゃれマンションへ。 →こんなとこ (球体の表面が文字板状態でいろんな顔に変わる!!! 超近未来っぽいのが美罗城。へんな色になってたり、でかい文字が出てたり。すごい!!) いや~デパートの裏に住むってどんな気分だろ? なんか便利そうで便利なのか? 毎日ちゃんと化粧して出かけないとなぁ・・(;´Д`) な~んて思いつつ、 いいなぁ~夢の駐在員妻生活・・・とうっとり。 マンションもかっこいいし。眺めいいし。 でも住んでる友人いわくは、 床材とか安っぽくて壁も薄いんだとか。 そのへんが中国クオリティだなぁ(;´Д`) さて、 この日は、荷物置いて、さっそく、 ご近所で中華麺を食べる。 もちろん中国語なんかしゃべれないし読めないし。 ホントは北京ダックみたいな鴨みたいな飴色のお肉が乗った麺が食べたかったんだけど、 あーだこーだ騒いだ挙句、 来たのはよりによって臓物煮の乗ったラーメン!!!!アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!! ちょっと怖かったけど食べました。レバー・・・ちょっと怖いっす。 その後、最近の上海のおしゃれエリアである 田子坊(私はたこぼうと読んでいた。なんて言うんだろ?)(;´Д`) に行きました。 →こんなとこ いやほんと~~~~に、 おしゃれ!!!しかも昔ながらの中国の街並みの中にくりぬいたようにお店がいっぱいで、 ホント素敵!!!!きゃーーー。 そうだなぁ、京都の長屋カフェとか、表参道の青山アパートみたいな感じ?NYのソーホーとか。 カフェもいっぱいあって、 やたらと白人が群れて酒飲んでました。 ワインバーとかいろいろあった。 ここは観光客にはぜったいお勧め!!!! そこで、超かわいいTシャツとかアクセサリーを買って、 かなり後ろ髪引かれつつ天気が怪しいので、田子坊を出発。 次に行ったのは、焼き小籠包屋さん!!! ここ→小楊生煎館 これがもーー、まるでたこ焼き?ってな感覚で、 屋台で買ってはふはふ食べる小籠包なんです! うまいのよ~~。皮がぱりっとしてて中じゅわ~ッ! う、うまい~~~。 これで4個4元ちょっと(60円とか?)は安すぎです!!!二人で4個で十分だもん。 せっまい店内で食べられますが、置いてある例の中華街なんかで売ってる唐辛子がごろごろしたラー油でいただくとまたうんまい!です。 しかし、うっかり噛み付くと、熱い汁が鼻の頭をピピッと襲うので注意です。(熱い・・) 地元の方はみんなスープと一緒に食べてました。 さて、すっかりおなかもいっぱいになってうちに帰り、 なんとそこからしばらく企画仕事をしまして(涙) その間、友達が出してくれた、 敦煌土産の干し葡萄がまた激ウマ!!!で驚いたりなんかしつつ、 夜になりました。 夕飯は、会社の上海通のおススメ四川料理を食べに。 これがまた、すんごいうまいのだ。(;´Д`) ここです→品川 この品川のある辺りってのは、衡山路ちゅう駅の近くの、桃江路ってとこで、 むっちゃくちゃおしゃれなバー地帯だったりします。 昔上海行ったときもこの辺で夜遊びしてましたが、 国際都市として西洋との交流が深かった古の上海を思わせる、 とにかく!!!!素敵なエリアで、私は大好き!!!! もちろん白人もいっぱいいますし、 レストランもむちゃくちゃ洗練されてます。 品川も、他の店に比べて青島ビールが高かったりしましたが、 お料理は、も~~~~~~、筆舌尽くしがたし!!なお味です。 上品で、味わい深く、でもこってりしてなくて軽やか。量もほどほど。辛すぎないしね。(;´Д`) 雰囲気も素敵なレストランって感じで、 女二人でお夕飯にはとってもグーでした。 ちなみに二人で400元だから一人3000円くらい。 日本的には居酒屋かよ!ってな安さですが、 これでも中国食費的には激高いようです。 くぅ~~~品川、日本に持って帰りたい!!! #
by tmk72m
| 2008-10-20 23:41
| 旅行
最後は、2008年シーズンこれまでの流れを概略で。
2006年まで、フェラーリといえば皇帝ミハエル・シューマッハ。 智将ロス・ブラウンをチーム監督に、小憎らしいほど強い、ミスのないチームでした。 (もちろん中には失敗した年もありますが) そして、ある意味、フェラーリといえば絶対エース主義のチーム。 シューマッハは王様。作戦もタイヤもテストもマシンも、何から何までシューマッハ第一主義。 チームメイトはその手先。 チャンピオンシップが絡めば、いつでもどこでもエースシューマッハに道を譲るのがフェラーリのNO2の勤めでした。 (F1ではあからさまなチームオーダー(順位入れ替え)は禁止されてます。)(;´Д`) そんな赤い帝国も、シューマッハの引退で瓦解。 ロス・ブラウンは、不振ホンダのチーム監督へ。 シューマッハ時代をつくった立役者は、次の世代へと引き継ぎました。 その次の世代ってのが、ちょっと優柔不断なイタリアンズ!!!! さて、2007年、 シューマッハの代わりに跳ね馬(フェラーリの愛称)の騎士になったのは、 元マクラーレンのキミ・ライコネン。 この人は、それまで、速さはありながら「ガラスのマクラーレン」といわれるほどよく壊れるマシンを駆って、チャンピオンシップを戦ってきた男。 ようやく壊れないマシンに乗って、いよいよチャンピオンシップに臨みました。 チームメイトは、シューマッハの晩年最後のNO2を勤めたフェリペ・マッサ。 でも彼も、我こそはエース!とキミにライバル心を燃やします。 そして、長年キミ体勢だったマクラーレンが次に選んだエースは、 シューマッハの引退を早めたとも言われる、最年少チャンピオン、フェルナンド・アロンソ。 賃金面でもチームの未来的にも不満があった、里親ルノー(アロンソはルノーの育成ドライバーでもある)を離れ、新しいキャリアの確率に、落ち目のマクラーレン建て直しに乗り出します。 マシン開発でも優れた腕を誇るアロンソ。 さっそくシーズンオフのテストから、技術的にも献身的にチームに貢献しました。 ところが、 そこに思わぬ落とし穴が。 マクラーレンには、それまで、ほんの幼い頃から手塩にかけて育ててきた、 ルイス・ハミルトンという掌中の玉があったのです。 F1の登竜門といわれるGP2の二代目チャンピオン。 速さドライビングテクでは、すでに類まれな実力を示して 頭角を現していた若手天才ドライバー。 あのシューマッハがわざわざ声をかけに行ったほどです。 そもそも、マクラーレンのチーム代表ロン・デニスは、 このルイスの帝王教育のために、元チャンピオンのアロンソを連れてきたといっても過言ではなかったのです。 そうとは知らないアロンソ、 新人ハミルトンのいきなりのデビューに、最初はせっせと マシンセッティングやなにやら親切に教えてあげます。 ですが! いきなりデビュー戦で表彰台をゲットして以来、 ハミルトンは次々とレースで結果を残し始めます。 新人にして、連続表彰台9戦!!!(もちろんF1新記録) うち2戦では優勝!! しかも、あろことか、アロンソを差し置いて、チャンピオンシップのトップに躍り出てしまうという快挙。 このルイスのありえない新人ぶりに、だんだん色をなくしたのが元王者アロンソでした。 当然自分に対して作戦の優先権を主張するアロンソ。 それに対し、マスコミを利用して、 「自分はNO2だからアロンソのサポートをしなくてはならず優勝できない」とコメントするハミルトン。 イギリスVSスペインで、それぞれのドライバーを擁護するマスコミ合戦にも火がつきました。 しかもチームマクラーレンは、もともと、2人のドライバーに優劣をつけず、 自由に戦わせることを信条としたチーム。 そもそもアロンソの期待するようなサポートをするようなチームではなかったのです。 (アロンソはフェラーリに行くべきでした) チーム批判をくりかえすアロンソに対し、 チームの秘蔵っ子にして優等生発言のハミルトン。 チームの愛が、自然とハミルトンに偏っていく様はだれの目にも明らかでした。 そして勃発する、アロンソvsハミルトンの醜いトラブル。 作戦を遂行しないハミルトンに腹を立てたアロンソが、ピットに居座ってハミルトンの予選を妨害する事件が起こり、2人の仲の亀裂は救いようのないものになってしまいます。 しかも、この事件で、アロンソは、FIA(F1のルールをつかさどる裁判所のような団体)から、 予選順位降格のペナルティを受けてしまいます。 チームの対応にも腹を立てたアロンソ、ここで とんでもないことをしでかします。 つまり、 その当時マクラーレンが秘密裏に行っていた スパイ行為(フェラーリのマシン情報を盗んでいた)を、 FIAにバラす!と言ってロン・デニスを脅したのです。 そこで先手を打ったロンデニス、 バラされる前に自首してしまったため、 F1界を揺るがす、一大スキャンダルが表ざたになってしまいます。 マクラーレンがこのスパイ事件で被った被害は、 コンストラクターポイント全剥奪(つまりびりっけつチームになるってこと)と、 100億にものぼる莫大な罰金でした。 これにより、自身の立場まで窮地に立たされたロンデニス、 もはや、アロンソ憎しの心では、誰にも劣らない存在になってしまったのです。 こうしてアロンソとチームは一年もたたないうちに破局してしまいました。 そして、2007年チャンピオンシップはもつれにもつれ、 ついにはアロンソVSハミルトンの一騎打ちの様相を呈します。 そこでは、もはやアロンソを応援するチームではない、 アロンソvsハミルトン+ロンデニスの構造でした。 (実際ロンデニスは、「敵はアロンソ」と言い放ったくらい) そんな中迎えた最終戦、 ミスを犯したハミルトンの前に、 いきなり順位3位のライコネンが。 そのまま逆転タイトルをフェラーリ、キミ・ライコネンに奪われてしまいます。 シーズン通して圧倒的な強さを誇り、 つねにチャンピオンシップをリードしたチームの、 内側からの無残な崩壊でした。 そして、2008年。 アロンソは、マクラーレンを離れ、古巣ルノーへ復帰。 代わりに、ルノーのコヴァライネンがマクラーレンへ移籍しました。 そして、アロンソが愕然とするのは、 ルノーはもはや、アロンソが乗っていて勝ちまくっていた常勝集団とは似ても似つかぬ、 中段以降の遅いチームに変貌していたことでした。 そんな中、シーズンがスタートします。 今年こそは、向かうところ敵なし、と思われたフェラーリ、 ところがふたを開けて見ればマクラーレン強し。 ハミルトンの優勝で幕を開けました。 その後、マッサが調子よければライコネンにトラブル。 ライコネンが良いとマッサがクラッシュ。 という調子で、どちらにも絞りきれないまま、 いつになくノーポイントを記録する両ドライバーのフェラーリ。 一方ハミルトンも、 つねにチャンピオンシップではトップをキープしつつも、 たまにとんでもないミスや、ペナルティで、 取れるレースを落としたりしています。 ただし、つねに言われるのは、 2強4ドライバー。 予選でも決勝でも、 この4人の間に、 誰かが挟まるというのが2008年のスタイルになりつつありました。 そしてよく挟まることでポイントを稼いできたのが、 BMWの2人。ロベルトクビサと、ニックハイドフェルド。 つねに、2強の後ろはBMWが占める姿が、前半中見られました。 そして、このシーズンの最初で、 資金不足になった、佐藤琢磨を擁するスーパーアグリが、ついに参戦不能となって姿を消すという事件が起こりました。 さて。 このシーズンですっかり地を見せ始めたハミルトン。 傲慢な言い草が方々の怒りを買って、もはや アロンソだけじゃなく、周りのドライバーのやっかみ対象になっています。 (;´Д`) 仲が良いとされていたドライバーも、今では? チームとは相変わらずの蜜月状態で、 何をしてもチームがかばう姿は、「親バカマクラーレン」と苦笑されるほど。 まぁ、憎ったらしいほど強いので、しょうがないですね。 さてさて、にっくき元チームメイト すっかり忘れ去られそうな元王者アロンソですが、 今年に入っては、去年までの愚痴を封印し、チームに献身を続けています。 そして、チームメイトがまったく歯が立たないというのに、 ただ1人、2強+BMWの中に輪って入ろうと躍起になり、 アグレッシブなレーシングをしては、人々の感心を誘っています。 アロンソらしくないミスも多いですが、すべてはアグレッシブに攻めているゆえ。 遅いマシンを腕一本を頼りに必死で駆り、入賞する姿に、 さすがはチャンピオンと、人気が急上昇しています。(;´Д`) そして、ダメダメなフェラーリ。 マシンは速いのに、ドライバーも速いのに、 チームのミスでとんでもない取りこぼしをする、作戦で大失敗する、 ダメなチームと成り果てました。 ずっと競っていたハミルトン、ライコネンですが、 ライコネンに不慮のトラブルでノーポイントが続いたため、 ハミルトンとマッサに遅れを取り始め、 ついに、3戦残して、追いつけないほどの差をつけられます。 そして、マッサも。 4戦残して1ポイント差まで詰め寄り、予選ではポールポジションを取り、 逆転に王手をかけたシンガポールGP。 チームの給油ミスにより、最後尾へ。 そのままいいところなく失意のうちにレースを終え、ノーポイント。 チームメイトのライコネンも、クラッシュしてノーポイント。 チームとしては、最低最悪の結果で、 ハミルトンに大きく水を開けられてしまいました。 残る3戦、今年のタイトル争いが、ハミルトンに大幅に有利になりました。 現状、 ハミルトン 84 マッサ 77 クビサ 64 ライコネン 57 ハイドフェルド 51 コヴァライネン 51 アロンソ 38 ヴェッテル 27 トゥルーリ 26 グロック 20 ウェーバー 20 ロズベルグ 17 ピケ 13 バリチェロ 11 中嶋 9 クルサード 8 ブルデー 4 バトン 3 ちなみに、 チームどおしで、それぞれ競っているのは、 フェラーリvsマクラーレン。 3位は単独BMWに続き、 4位を争う、トヨタvsルノー。 トロロッソとレッドブルとウィリアムズが三つ巴で後に続いています。 ホンダは単独ビリから2番目。 いつになく、チャンピオンシップのトップのポイント数が低いことでも、 「おいおいおい~」と言われている年ですね。(;´Д`) また、 チャンピオンを争う皆さんが後半になって案外ぽかっとミスしてレースを失っているため、 史上まれに見る、いろんな人が優勝する年でもあります。(笑) (いつもは、特定の人、たとえばシューマッハかアロンソしか優勝しない、みたいな偏りがあるものですが) 今年優勝したのは、 ハミルトン、マッサ、ライコネン、コヴァライネン(初)、クビサ(初)、ヴェッテル(初)、アロンソ。 実に7人もの優勝者を出しています。これってめずらしーんです。 皇帝の支配した時代から、若手群雄割拠なF1新時代になったとも言えますね。 ちなみに、今季優勝数では、マッサの5回がトップ。 ハミルトンは4回、ライコネンは2回。 いかにフェラーリが、効率悪いかって事が分かりますね。(;´Д`) さて、次戦は、雨と霧で荒れることの多い富士スピードウェー日本GP。 ここを制してタイトルに王手をかけるか。ハミルトン。 いよいよエース制を復活させ、マッサに力を集中させて首の皮をつなぐか、フェラーリ!! ハミルトンが一回でもノーポイントを出せば、まだまだ可能性はあるので、 フェラーリ最後の挑戦が始まります! #
by tmk72m
| 2008-09-30 19:16
| F1
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