それで悪いか |
|
実は今度行く上海GPで現地に住む友人が生まれて初めてF1を見るので、(笑)
その基礎知識を、 まさかF1ヲタブログに書くわけにも行かず、(別にいいけど方々から突込みが入りそうで)(;´Д`)こっちに収録することにしました。 だれでも楽しめるF1観戦基礎知識2008年!!!! まず基礎中の基礎ですが、F1は、全10チーム、それぞれに2人ずつの固定ドライバー20人によって争われます。 そのうち、自動車メーカーによるチームは、6チーム。 あとは、プライベーターと呼ばれる、純粋にレースのためだけに個人企業が投資してできたチーム。必然的に、メーカー系のほうが莫大な研究費用を投入できる分、強い。 (今年のホンダのように馬鹿みたいに弱いこともありますが。) F1のチームにとって大事なのは、 マシンのシャシー(車体)と、それを動かすエンジン。 エンジンを供給してくれるメーカーを、チーム名といっしょに表記するくらい、大事なのがエンジン。 では各チームの成り立ちを。 1、フェラーリ:エンジン=フェラーリ 言わずと知れたもっとも古参のイタリアの伝統的レーシングチーム。 レースするためにレーシングカー売ってるという、自動車メーカーとはいいづらい形態だけど、最近はフィアット傘下にある。スポンサーもマルボロを初め大口がつくので資金も潤沢。 毎年チャンピオンシップを争っている。 2、マクラーレン・メルセデス:エンジン=メルセデス ここも、すっかり古参になりました。イギリスの名門レーシングチーム。フェラーリの宿敵ともいえる存在で、つねにチャンピオンシップ争いに顔を出します。 3、BMWザウバー:エンジン=BMW もともとプライベーターだったザウバーチームを2年前にBMWが買い取って、メーカー系チームとして生まれ変わった。今年は出だしから好調で、フェラーリ、マクラーレンの次に来る3番手のポジションをキープ。2008年には、初めての優勝も。 ただ、トップ2チームにはいまだ及ばず。 4、ルノー:エンジン=ルノー ルノーもレーシングの歴史は古い。2005年、2006年は、フェルナンド・アロンソ擁するルノーマシンが圧倒的な強さを見せて、フェラーリミハエル・シューマッハを苦しめたが、(両年とも優勝)アロンソがマクラーレンに移籍した2007年以降、あっという間に下降線。今年は中段を争うチームに。 5、レッドブル:エンジン=ルノー レッドブル、というオロナミンCのニセモノのようなドリンクで財をなした、マテシッツっちゅうじいさんの成金チーム。でも、成金なりに、いいマシンデザイナーを引っこ抜いてきたり、若手を育成したり、あげくはセカンドチームまで持ってしまう入れ込みっぷり。 6、トロロッソ:エンジン=フェラーリ これがレッドブルのセカンドチーム。若手の登竜門にしようと、子飼いの才能ある若者を乗せて、ついにはセバスチャン・ヴェッテルが親チームを抜いて優勝までしてしまう。マシンカラーがレッドブルと似た牛柄のせいで、レース中は見分けがつかなくてめんどくさい。(爆) 7、ホンダ:エンジン=ホンダ その昔はセナが乗ったV12ホンダエンジンが無敵で勝ちまくってたが、ヨーロッパのチームに嫌われて邪魔されまくる。しばらくお休みしたのちまたここ10年くらいまた参戦してるけど、もはや過去の栄光。まだ1勝しかできていない(それも雨で)。2008年は、史上最悪といわれた2007年の上を行く最悪っぷりで、メーカー系とは思えないのろまっぷりを披露している。現在、ビリッけつを争い中。(;´Д`) 8、ウィリアムズ:エンジン=トヨタ プライベーターとしては由緒正しい歴史を持つイギリスの名門チーム。サー・フランク・ウィリアムズちゅう貴族のお爺様が私財をなげうって参戦を続けるとんでもないチーム。過去は、だれも勝てないくらい速いマシンで、優勝しまくってた。 9、トヨタ:エンジン=トヨタ トヨタがヨーロッパでクルマを売りたくてつくったチーム。だけど、ビックリするほど世界中で人気がない。(爆)金ならある!で、フェラーリに次ぐ大金を突っ込んでいる。が、いまだ優勝はなし。今年はいい加減にしないと誰かの首が飛びそうなのか、中段あたりでがんばっている。 10、フォースインディア:エンジン=フェラーリ 毎年必ずいるびりっけつチーム。アグリ&琢磨のスーパーアグリがいた頃は、一番のライバルでした。(;´Д`)インドのチーム。マシンのカラーが、いっしゅんマクラーレンぽくてまぎらわしい。 チームについては以上。 ちなみに、2008年の注目ドライバーは、 なんと言っても、これまで首位をキープしてきた、マクラーレンのルイス・ハミルトン。黒人初のF1ドライバー(イギリス人)で、去年いきなりチャンピオンになりかけてビックリデビューを飾った。マクラーレンの秘蔵っ子にして天才。ただし、発言が俺様っぽいためアンチも多く、またレギュレーションギリギリのドライビングをするため、ペナルティで順位を落とされることもしばしば。今年もベルギーで、ペナルティを食らい、2番手マッサに1ポイント差に詰められてしまった。 さて、ハミルトン追撃の1番手(つうかもう他は追随できそうにない)は、 フェラーリのフェリペ・マッサ。ブラジル人。 去年はチームメイトのキミライコネンが最終で逆転チャンピオンになったが、 今年はキミがついてない&マッサの調子がいいため、現在ルイスに1ポイント差。 ミハエル・シューマッハの弟子にして最後のチームメイト。なので、やたらとミハエルとの仲のよさをアピールする。性格もよくだれとでもうまくやるいいヤツ。雨に弱い。 昨年のチャンピオンにして今年本命と思われてたのは、フェラーリのキミ・ライコネン。 昔っからものすごくキレキレで速いんだけど、運がない。よくマシンが壊れる。 マクラーレンから移籍後、ミハエルの後任としてフェラーリでいきなりチャンピオンになったけど、今年はほんとについてない。もう20ポイント以上差がついたので、残るレースはマッサの補佐に回るか?雨でも速い。オーバーテイク(抜くことね)もうまい。キレキレのときのレースは、ガンガン抜きまくるし、めちゃくちゃ面白い。でも、なぜか最後でマシンが壊れることが多い。 クールな性格でアイスマンと呼ばれている。が、大酒飲みの酔っ払いでもある。フィンランド人。 今年大躍進は、デビュー2年目のロベルト・クビサ。BMW。 BMWに初の優勝をもたらした。ポーランド人。冷静沈着。背が高い。 そして、何気にスパイスになっているのが、ルノーのフェルナンド・アロンソ。 もとは完全無欠の最年少チャンピオンだったが、去年ルノーからマクラーレンに移籍。 移籍先で、新人のハミルトンと馬が合わず、チームとも大喧嘩して1年で古巣ルノーに出戻る。 が、出戻った先のルノーは激遅マシンに変貌しており、今年は苦労の連続。 チームメイトのピケJrが全然ポイントを取れずにいる中、さすがチャンピオンの意地で、 なんとか入賞してくる才能と根性に、賞賛の声。ミハエルと争っていたときはアンチも多かったが、今年は史上最高に応援されてるんじゃないかな?(私に?)(;´Д`)スペイン人。 去年の確執から、ハミルトンとは犬猿の仲。レース中もやりあったりすると、マスコミが喜ぶ。 そして、今年の若手一番といえば、なんと言っても、 トロロッソのセバスチャン・ヴェッテル。ドイツ人。 下位チームのトロロッソなんていう遅いマシンを駆って、 19歳にして、史上最年少優勝を果たす。雨だとマシンの性能差がなくなるため、 純粋にドライバーの腕勝負になるため、雨だと必ず上位に食い込んでくるのがヴェッテル。 そしてついに、先日のイタリアGPで、雨の中ポールポジションからスタートし、見事優勝した。 ミハエルシューマッハが面倒見てたこともあり、ミハエルのことを神様みたいに慕っている。 性格も良い、天然系天才。 あとは、プラいベーターウィリアムズで奮闘、 才能を見せ付けるのが、参戦3年目のニコ・ロズベルグ。ディカプリオ似の金髪美形。(笑) そして、日本人ドライバーとしては、中嶋悟の息子、中嶋一貴。トヨタの養成ドライバーで、 ウィリアムズに、トヨタエンジン供給の条件として、くっついてった。 お父さんといっしょで、粘り強く、壊さないレーシングで、新人にして完走率は立派なもんだが、あまりにお上品で戦わないドライビングスタイルに、日本人ファンはすっかりがっかりしている。 以上のドライバーと性格、バックストーリーを抑えておけば大体OK。
by tmk72m
| 2008-09-25 14:52
| F1
|
以前の記事
2009年 01月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 04月 2007年 12月 2007年 07月 2007年 05月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 プロフィール
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
カテゴリ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||